夏のわき汗に悩まれる方へ
本格的な夏に近づくにつれムシムシする日々が始まりました🌞
本日はそんなムシムシの夏にお悩みが増えるわき汗(原発性腋窩多汗症)についてご案内いたします。
当院はこれまで、わき汗でお悩みの方にエクロックゲル(エクロックゲルについて)をご案内することが多かったのですが、この度ラピフォートワイプといった新しいお薬を取り扱うこととなりました♪
わき汗(原発性腋窩多汗症)とは
明らかな原因がないにも関わらず、日常生活で困るほど過剰にわき汗が出る病気です。
明らかな原因は解明されていませんが、遺伝子的要因や、自律神経が乱れやすく、発汗をうながす交感神経が興奮しやすいことが原因ではないかといわれています。
日本ではおおよそ、20人に1人が自分の汗に悩んでいると言われています。
診断について
①明らかな原因がないまま、6ヵ月以上、局所的に、必要な量を超えて汗をかいている
②以下のうち2つ以上当てはまる場合
・最初に過剰な汗がでたのは25歳以下である
・左右同じように汗がでる
・睡眠中は汗が止まっている
・1週間に1回以上、過剰な汗がでる
・家族にも同じ病気の人がいる
・汗によって日常生活で困ることがある
上記①②が当てはまる方は一度ご受診にてご相談いただければと思います。
ラピフォートワイプの働き
有効成分であるグルコピロニウム酸塩水和物が、神経からの汗をだす指令をブロックすることで過剰なわき汗を抑えます♪
★副反応としては、口の渇きや、皮膚のかぶれが挙げられます。
★また、緑内障や前立腺肥大症の方は医師や薬剤師へ必ずお伝えください。
ラピフォートワイプの使い方
①両脇を清潔で乾いた状態にし、使う直前に開封する
②広げたワイプ1枚で両脇をひとふきする
③ほかの人が触れないように捨てる
④シートを捨てたら必ずすぐに手を洗う
とても簡単な使用方法となります!
最後に、、、
ラピフォートワイプは1日1回毎日の使用で、わき汗による日常生活の困りごとを減らすことが期待できます
◎汗によってきたい服がきれない
◎人との交流をためらってしまう
◎仕事や勉強の効率がおちる
などお悩みがある方はぜひ一度当院へご相談ください😊❕❕
50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種ができます!
1.帯状疱疹について
痛みや発疹があれわれ80歳までに約3人に1人が発症
痛みや片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出来ます。
症状の多くは上半身にあらわれますが、顔や目、頭などにあらわれることもあります。
加齢などによる免疫力の低下が発症の原因です。
特に50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
疲労やストレスなども発症のきっかけになります。
2.発祥のメカニズム
日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内の潜伏している
帯状疱疹の多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経痛)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。
3.主な合併症:帯状疱疹後神経痛(PHN)
神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も、痛みが残ることがあり、3カ月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛(PHN)とよびます。
特に高齢者ではリスクは、高く、PHNを防ぐためにも帯状疱疹の予防が大切です。
その他 帯状疱疹は、頭部から顔面に症状がでることもあり、目や耳の神経が障害されるとめまいや耳鳴りといった合併症がみられることがあります。
帯状疱疹にならないために
日頃から体調管理を心掛け、免疫力が低下しないようすることが大切です。
Q以前、帯状疱疹になったことがあるけれどワクチンを接種できますか?
A接種できます。1度帯状疱疹になった人でも、体の免疫力が低下すると、再びなる可能性があり、帯状疱疹の予防が大切です。
Qワクチンについて詳しく知りたいのですが?
A帯状疱疹を予防するワクチンは、2種類あります。
それぞれ特徴が違いますので医師に相談してください。
紫外線対策について
段々と暖かくなって日差しも強くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回はこれからの夏に向けて紫外線対策についてお話しさせていただきます🎵
①紫外線とは?
紫外線の種類
紫外線(UV)は太陽光の中で強いエネルギーを持つ光で、波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cに分けられます。
UV-AとUV-Bの一部がオゾン層を通過し、地表に届きます。紫外線は目に見えませんが、肌に様々な悪影響を及ぼします。
◎UV-A
波長が長く、その35~50%が表皮を通過、真皮まで到着し、肌を黒くさせる色素沈着を起こします。
また、慢性的に浴び続けると皮膚の弾力繊維や膠原繊維にダメージを与え、シワやたるみなど、肌の老化を引き起こす原因となります。
◎UV-B
波長が短く真皮までは到達せず、浴びた直後からも主に表皮で急激に作用して肌が赤くなる炎症を起こし、シミ・そばかすなど、肌の乾燥の原因となります。
②紫外線の防ぎ方
・日焼け止めを塗る
肌が露出している部分に、適量ムラなく塗り伸ばしましょう。
目安として2~3時間おきに塗りなおすことをお勧めします。
日焼け止めの効果
日焼け止めは、紫外線から肌を防御することを目的に、基本的に紫外線吸収剤と紫外線散乱剤から構成されています。
紫外線吸収剤は、成分が一旦紫外線を吸収し、熱エネルギーに変えて放出します。
紫外線散乱剤は、紫外線を物理的に散乱・反射させて防御します。
*SPF:紫外線のUV-Bを何倍防ぐことができるかを表す数値です
例えば、何も塗らないとき20分で肌が赤くなり始める人がSPF25の日焼け止めを使用した場合、
20分×25=500分(約8時間)、理論値として肌が赤くなることを防ぐことができます。
*PA:紫外線のUV-Aをどれくらい防止できるかの目安です。4段階に区分され、効果の度合いを+の数で表します。
PA+・・・効果がある
PA++・・・効果がかなりある
PA+++・・・効果が非常にある
PA++++・・・効果が極めて高い
日焼け止めの選び方
肌が敏感な方には、低刺激性でできるだけ配合成分が少なく、紫外線吸収剤無配合のノンケミカルタイプをお勧めします。
ただし、肌状態や治療方針によっても異なりますので、医師に相談しましょう。
疾患別のUVケア
・アトピー性皮膚炎
肌が敏感になっており、皮膚炎になりやすい状態です。紫外線の影響も受けやすくなっているため、紫外線が刺激となって更に皮膚炎を悪化させる恐れがあります。
正しい治療と正しいスキンケア(清潔・保湿・紫外線予防)が大切です。
・光線過敏症
普通では皮膚に変化を起こさない量の紫外線によって疾患を誘発したり、症状を増悪させることがあります。
低刺激性でUV-A、UV-Bをカットする効果が高い日焼け止めの使用が効果的です。
・日焼け止めにかぶれやすい方
肌が敏感でかぶれやすい方は、日焼け止めをいきなり顔や身体につけるのではなく、腕の内側などに少量つけて、赤みや痒みがないか確認するようにしましょう。
・日焼け予防を行う
外出時には日傘をさし、黒色の服や長袖を着用しましょう。
白い服は紫外線を通しやすいので、なるべく夏場でも黒っぽい服を着用することをお勧めします。
また、帽子やサングラスを着用することで、帽子20%・UVカット機能付きの眼鏡やサングラスで90%の紫外線から目を守ることができます。
③よくある質問
Q紫外線対策はいつ頃から始めればいいの❔❔
紫外線は3月頃から増え始め、6~7月が最も強くなります。
春先からの紫外線対策がとくに大切です。また、冬場でも紫外線は常に降り注いでいるので、年間を通じた紫外線対策が必要です。
Q時間帯によって紫外線量は違うの❔❔
午前10時から午後2時頃までに、1日の半分以上の紫外線が降り注いでいます。
普段、洗濯物を干したり、お庭の手入れをしたりするちょっとした時間だけなら、大丈夫と思いがちですが、気づかないうちに意外を日焼けをしているものです。
Q天候が悪いとき、紫外線は降り注いでいるの❔❔
紫外線は曇りや雨の日でも降り注いでいます。
快晴の日の紫外線を100%とすると、雨の日でも20~30%、薄曇り程度であれば50~80%くらい降り注いでいます。
お天気が悪いからといって、決して安心ではありません。
Q日焼け止めと外用剤(治療薬や保湿薬)はどっちを先に塗ればいいの❔❔
先に保湿剤や治療薬を塗ったあと、その上から日焼け止めを適量手にとり、塗りムラがないように均一に伸ばしましょう。
Q昨シーズンの残った日焼け止めを今年使ってもいいの❔❔
皮膚の敏感な方は日焼け止めに限らず、古い化粧品でトラブルを起こしやすいので、1年以上経過した製品は使わない方が安心です。
Q光老化は努力すれば防げるの❔❔
光老化は年齢とは異なり、紫外線の慢性的な蓄積によって引き起こされる皮膚の老化です。
つまり、紫外線対策を早くすればするほど将来の肌に差が出ます。
性別を問わず、幼少期かrの紫外線対策をお勧めします。
Q部屋の中では紫外線対策をしなくても大丈夫❔❔
UV-Bは窓ガラスに吸収されますが、UV-Aは通過してしまいます。
したがって、光で肌がかぶれる光線過敏症の方は部屋の中でも紫外線対策をする必要があります。
日焼けをしてしまうと、皮膚は炎症が起きたような状態になります。
その後の素早いアフターケアとともに、日々の予防が大切です。
ご不安なことがあればいつでも当院にご相談にいらっしゃってください🎵
また、当院では飲む日焼け止めやUVクリームなども取り扱っておりますので、お気軽にご来院下さい😊
蕁麻疹の新治療薬‼ゾレア注射について🌸
4月も終盤を迎え随分と暖かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか🌞
季節の変わり目であり、4月という環境の変化も相まって蕁麻疹で悩まれている患者様も多いかと思います💦
当院では蕁麻疹に対して内服での治療を行ってきましたが、内服の治療を行っても蕁麻疹が治りにくいような慢性的な患者様を対象に少しでも過ごしやすい日々を送っていただきたいという思いからゾレアという皮下注射を始めることになりました‼
①蕁麻疹とは?
皮膚の一部が突然腫れあがり、しばらくすると消えてなくなる症状です。大抵の場合、1日以内に改善します。
症状の場所が数時間から半日後には別の場所に移っており、元の場所は何事もなかったように跡を残さず消えてしまうことが特徴です。
蕁麻疹の7割は原因が特定できない特発性といわれています。
体内では、血液中のIgEと呼ばれる物質などが、皮膚にあるマスト細胞を活性化することで、炎症を起こす化学物質が放出されて起こることで蕁麻疹が起こります。
治療方法は以下の通りです
・抗ヒスタミン薬:ヒスタミンの働きを阻害します
・抗炎症薬(ステロイドなど):炎症を抑えます
・ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、グリチルリチン酸ーアンモニウム、トラネキサム酸:アレルギー症状や炎症を抑えます
上記の治療方法でも効果が得られない場合、ゾレアの注射をお勧めしています。
②ゾレアとは?
特発性の慢性蕁麻疹に対する治療薬です。
特発性の慢性蕁麻疹を起こす元の一つと考えられているIgEをおさえる作用があるお薬です。
💉効果💉
投与から3カ月までで、9割の方が効果を実感、6割の方が日常生活に問題なくなったとの評価を得ているお薬です。
③ゾレアの投与を受けるには?
・今までの治療で効果不十分
・12歳以上である
・原因不明である
・ゾレアに対して過敏症の既往がない
*妊娠中・授乳中の方は必ず主治医にご相談ください
④ゾレアの治療方法
1カ月ごとに皮下に注射をします。
注射部位は以下の通りです。
主な副作用は注射部位の赤みやかゆみ、腫れとなりますが、時間の経過とともに治癒していきます。
【医療費について】
ゾレアは通常、1回300㎎を1か月ごとに投与します。年齢や所得によって自己負担額が異なります。
学校・市区町村の助成制度を利用することで、さらに安価に抑えられる場合もございます。
詳細はご加入されている保険組合にお問い合わせください♪
~こんな方におススメです~
🌸人目を気にせず活動したい
🌸夜ぐっすり眠りたい
🌸仕事・学業に集中したい
🌸日常生活を楽しみたい
ゾレアの治療を行って上記のような生活を目指してみませんか?
ご興味ある方、蕁麻疹で悩まれている方はぜひ一度ご来院してご相談下さい🎵
デュピクセントの効果・効能について🌷
暖かい日が増え、春の訪れを感じます🌸
暖かい季節となり、デュピクセント注射についてのご質問が増えてまいりました!
そこで今日は、以前投稿した記事(デュピクセント)に引き続き
当院でデュピクセント注射の治療を行っている、患者様の皮膚の変化をお写真と一緒にご紹介したいと思います♪
まず、注射前のお写真です📷
背中
腹部
次に注射1か月後のお写真です📷
背中
腹部
約1か月の間でこれほどの皮膚の変化が現れました!
患者様お一人お一人が皮膚の変化を感じております♪
他にも、、、
「痒みが全くなりました!」
「朝の目覚めがよくなって、ぐっすり眠れます🌞」
「保湿剤しか塗ってないです!」
「皮膚がワントーン明るくなった気がします」
とうれしいお言葉がたくさん聞かれかれます♪
特に、注射して3回目程で”痒み″について当院で治療を受けられている患者様のほぼ全員が「痒くなくなった」とおっしゃっています。
新学期や新生活のスタートで環境の変化となる4月です🌸
薄着の季節になる前に治療を行い、たくさんの思い出を作りましょう‼
注射、治療については当クリニックスタッフへお気軽にお声掛けください♪
たこ・うおのめについて
長かった冬も終わり、ようやく心待ちにしていた春がやってきました!
素足になることも多くなり気になるたこ・魚の目はありませんか?
今回は胼胝(たこ)・鶏眼(魚の目)のご説明をさせていただきます🎵
鶏眼・胼胝(けいがん・べんち)とは?
胼胝(たこ)、鶏眼(魚の目)は、慢性的な圧迫や摩擦などの機械的刺激により角質層が増殖する疾患です。
荷重や圧迫がかかる部位に起こりやすいとされています。
胼胝(たこ)は、足の裏や足の指の荷重部にできるものが多く、外側に向けて角質層が肥厚していきます。
ペンだこ・座りだこのように圧迫がかかる他部位でも生じます。
鶏眼(魚の目)は限局的刺激により、深部に向かって角質層が肥厚します。
足の裏の荷重部以外に足の指同士が圧迫されることにより指の間に鶏眼が生じることがあります。
小指の外側は靴からの圧迫により胼胝や鶏眼ができることがあります。
治療方法は?
胼胝は専用のスライサーなどで角質層を削ります。
鶏眼も専用のスライサーや、皮膚を少しずつ削る機器などで中心部の芯を削ります。
スピール膏を2~5日間貼付し、角質層が浸軟してから取り除く方法もあります。
再発予防として、靴のサイズの見直し、正しい靴の履き方の指導、適切なインソールの作製などがあります。
イボとは違う?
イボが足の裏にできた場合には鑑別が必要になります。
イボの場合は表皮細胞がヒトパピローマウィルスに感染し乳頭腫状に増殖したことに伴い、角質層が肥厚するため、よく観察すると、鶏眼・胼胝と違い点状に血管が観察されます。
痛みを我慢して歩くと他の場所にもできてしまったり、生活に支障をきたすことも多いかと思います。歩いているときに足の痛みや硬さを感じる場合や、イボかな?と思ったら、いつでも当院にご相談にいらっしゃって下さい🎵
爪切りも行っております。爪が伸びて気になる場合もお手入れさせていただきますので、ぜひいらっしゃって下さい🌸
ニキビケアについて Part3
そろそろ新年も1か月が過ぎようとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回はニキビの最終Partとして、日常生活での注意点・予防方法についてお話しさせていただきます。
①食生活
1日3食の規則正しい食生活を心がけ、間食は避けましょう❕
特定の食品がニキビを改善・または悪化させるという根拠なく、チョコレートやピーナッツなどの食べ物とニキビの因果関係は明確にはわかっていません。
チョコレートを食べるとニキビが増えるという方は控える必要はあるかと思いますが、一切食べていけないということはありません🎵
バランスのよい食事が大切になります❣
また、コーヒーやアルコール、タバコなどの嗜好品が刺激物となることで身体のストレスになり、ビタミンCを消耗することもあります。
適度な摂取を心がけましょう。
以下にニキビの予防に効果的な成分の食事をご紹介します。ご参考にして下さい🌸
②睡眠
ニキビの原因である皮脂の分泌はホルモンによって制御されています。
ヒトのホルモンは朝と夜で分泌のパターンが変わるものがあり、睡眠不足や生活の乱れでホルモンバランスが崩れることで、ニキビの悪化へと繋がります。
十分な睡眠をとるように心がけましょう♪
③ストレスをためない
ストレス自体が皮膚の免疫力を低下させ、ニキビの炎症が強くなったり、ストレスによる皮膚の再生力が低下することがあります。
ニキビで皮膚科を受診する約30%の患者様が受験や就職、結婚などの生活上の変化をきっかけにニキビが発症・悪化しているという報告があります。また、80%近い患者様が日常的なストレスの増大とニキビの発症や悪化との関係を自覚しています。
ストレスをためないように、気分転換をしたり、ゆっくり休むことでストレスと上手に付き合いましょう。
④スキンケア
化粧品は、ニキビ肌用ノンコメドジェニックテスト済製品(ニキビができにくいことを確認している製品)を選ぶとよいとされています。
メイク落とし(クレンジング)
メイクによる毛穴の閉塞はニキビの悪化の原因になります。帰宅後は、すぐにメイクを落としましょう。
メイク落としには、クレンジングを使用しましょう。
力を加えずに指を軽く滑らせ、円を描くようにして、クレンジングとメイクをこすらず、やさしくなじませます。その後、優しく洗い流しましょう♪
洗顔
洗顔によって、余分な皮脂と汚れ、古い角質を落とします。
洗顔は1日2回が基本です。朝は眠っている間にたまった余分な皮脂を落とし、夜はメイク落としの後に、汗やほこりなどの汚れを落とすために洗顔をします。
ゴシゴシ洗うなどの間違った洗顔は、ニキビを悪化させるので、正しい洗顔方法を身につけましょう。
当院ではスキンピールバーというピーリング石けんも販売しております❕❕
毎日の洗顔だけでなく、週1~2回のスペシャルケアとして、泡パックでの使用もできます。今月はSALE価格となっていますので、ご興味のある方は、クリニックに来院された際にぜひお尋ねください🌸
保湿
大人のニキビでは、角質の保水機能が低下し、乾燥しやすくなっている場合があります。肌の状態に応じて保湿しましょう。
化粧水:洗顔後は特に水分が蒸発して肌が乾燥します。化粧水を手のひらにとり、顔を優しく押さえるようにして水分を肌になじませます。
美容液・乳液・保湿剤:化粧水の後に、保湿効果の高いノンコメドジェニックテスト済の美容液や乳液・保湿剤を使用しましょう。
また、ニキビを触ったり、つぶしたりすると、化膿してニキビ痕を残す原因になることがあります。洗顔や保湿などのスキンケアやお薬を塗るとき以外は、ニキビには触れないようにしましょう。
メイク
ニキビがあっても、メイクは可能です。メイクがニキビの根本原因となることはありませんが、ニキビが多発しているところは皮膚のバリア機能が低下しているので、低刺激のコスメを用いるなどコスメ選びも大切です。
また、赤いニキビを隠すためにファンデーションやコンシーラーを塗り重ねることはおススメできません。
補色を活用したカラーコントロールで赤みを薄くし自然な肌色に近づけたり、ファンデーションは薄くし、アイメイクやリップメイクなどを強調することで相対的にニキビが目立たなくなるようにすることがよいとされています。
紫外線に対するケア
ケミカルピーリングを受けている方やピーリング効果のある化粧品やお薬を使用している方は、日焼け止めを必ず使いましょう。
また、スキンケアの基本として、日ごろから紫外線に対するケアをしておきましょう。
日焼け止めには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が配合されています。紫外線吸収剤を含むものに刺激感がある場合には、刺激の散乱剤のみが配合された、紫外線吸収剤フリー、ノンケミカル、敏感肌用などを選びましょう。
使い方としては、顔であればパール大2個分ほどを全体にのばす、3時間に1回程度塗りなおす方法がおススメです♪
スキンケアは気になる時期だけ重点的に行うのではなく、オールシーズン行うことで予防効果が高まり健康的なお肌を維持することができます🌸
ニキビは早めの治療で健康的なお肌を維持することができます。
少しでもお肌の不安を感じたら、お気軽にクリニックまでご相談ください🎵
ニキビケアについて Part2
前回に引き続き、今回はニキビの治療方法についてお話させていただきます🎵
①診察
まずは問診からさせていただきます。ニキビができ始めた年齢、出ている部位、生活習慣、体調の変化などを確認します。
当院では初めての診察の場合は、問診票にニキビのある部位、症状が現れたのはいつ頃かなどを記載していただきます。
年齢や、問診の結果、前回のブログで説明したニキビの状態に合わせて、お肌の状態をみながら適切な治療方法を選択していきます!
②治療
薬には飲み薬と塗り薬があります。
飲み薬
ニキビの原因菌を抑えるために抗生剤や炎症を抑える薬が処方されます。特に赤ニキビに効果的です。
また、必要時は漢方やビタミン剤なども補助的に服用することがあります。
塗り薬
菌の増殖を抑える薬、毛穴のつまりを改善する薬、炎症を抑える薬などが症状によって処方されます。
用法・容量を守って正しく使用しましょう。
当院でよく処方するお薬として
・抗菌薬(主に赤ニキビに使用)
・ベピオゲル(殺菌効果+毛穴のつまりの改善の効果。赤ニキビだけでなく、コメドにも使用)
・デュアック(赤ニキビに効果的+抗菌作用)
・ディフェリンゲル(初期のニキビから中等度のニキビまで使用できる)
塗り薬は塗り始めると刺激症状(赤み、ヒリヒリ感、皮むけ、乾燥)が現れることがあります。多くの場合、1か月を過ぎると刺激を感じる頻度は減っていきます。
ただし、塗った範囲を超えてかぶれてくる場合や、ひどい腫れがみられる場合は一度中止して、医師・薬剤師へ相談してください。
処置
面皰圧出(コメド圧出)
専用の器具を使って、毛穴に詰まっている皮脂や角栓などを取り除きます。
隠れニキビとは❓
ニキビが治った!!と思ったらまた別のところにニキビができた💦という経験はありませんか?
炎症の出ている赤みのニキビの周りにはコメド(目に見えない毛穴のつまり)というニキビの赤ちゃんが潜んでいる場合があります。
赤みが治まったからと治療をやめず、コメドの状態から治療を開始することで、ニキビのできにくいツルっとした肌を目指すことができます🎵
ニキビ治療は継続することが大切です!!治療をやめてしまうと繰り返しできてしまうことがあります。まずは3カ月治療を継続して続けていきましょう❕
ニキビケアについて Part1
とうとう新年!2022年となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか❓❓
冬は乾燥するだけでなく、肌のターンオーバーの機能も乱れやすく、ニキビができやすい季節となっています❕❕
そこで、今回からニキビについて3回に分けて説明させていただこうと思っています🎵
ニキビとは❔
ニキビは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と言われ、毛穴につまる皮膚の病気です。
ニキビのできる主な原因として、毛穴のつまり、皮脂分泌の増加、アクネ菌の増殖が関係しています。
どんなところにできるの??
毛穴には3種類あります!
①髪の毛やひげなど太い毛が生える毛穴
②産毛しか生えない小さめの毛穴
③皮膚を保護する脂分(皮脂)が出る毛穴(皮膚の潤いを保護)
ニキビは③の毛穴にできます。大きく発達した③は顔や胸、背中などにたくさん集まっているので、この部分にはニキビができやすくなります。
ニキビのピークは思春期で生理的なものであり,皮脂の分泌が盛んな額や鼻筋などに多く発生します。
しかし、ニキビは大人になってからも発症します💦
大人ニキビは20歳頃から発生し、額や顎、首などのフェイスラインにできることが特徴となります。原因は様々で、ライフスタイル(不規則な生活、睡眠不足、暴飲暴食、過労、ストレス、肌の乾燥等)が関係していると考えられています。
そのため症状が繰り返すことも少なくありません。
ニキビができるまで・・・

コメドはニキビの赤ちゃんです!
その内側は、アクネ菌にとって発育に適した環境となっています。増えすぎた菌に対抗するために炎症を起こすため、ニキビは徐々に赤く腫れあがってきます。
コメドの治療をすることで、ニキビのできにくいツルっとした肌になることが期待できます🎵
コメドの治療については次回のブログで詳しくお話いたします。
黒ニキビは毛穴が開いたまま皮脂や角栓が詰まって、酸化したものが黒くみえます。皮脂が多い思春期や男性に多い
黄ニキビの状態では、皮膚の内側でアクネ菌が作った酵素が毛包の壁を壊し、炎症を起こす物質が一気に外へ出てしまいます。
ニキビの炎症が周囲に広がってしまいます💦
炎症がおさまったあと、赤みが残ることがありますが、時間が経つと消えるとされています。
しかし、ニキビを触ったり、つぶしたりすると症状が悪化したり、ニキビ跡(瘢痕)を残す原因となります。
また、ニキビを治療せずに放置することも毛穴の周りの組織が破壊されてしまうため、瘢痕となってしまいます。
瘢痕になる前に治療を始めることがとても大切です❕❕
次回は
Part 2 治療
Part3 日常生活で気を付けること 予防
しもやけについて
こんにちは‼
日に日に寒さも増してきました🍂皆様いかがお過ごしでしょうか??
本日はしもやけについてお話致します。
しもやけは、冬から春先にかけ最も起こりやすいとされ、特に平均気温が4~5度で、1日の気温差が10度前後という環境で起こりやすいと言われております。
私たちの身体は、血管が収縮、拡張の働きを行い寒さや暑さから身を守っています。この機能が、寒暖差により寒さと暑さの刺激が繰り返され、血管の収縮と拡張が何度も起こることで血液の流れに障害が起きてしまいしもやけが起こされるとされています。
【症状】
手や足の指、かかと、耳たぶ、お顔など、外気にさらされる場所や、冷えやすい手足の場所に起こりやすいとされています。
★樽柿型…患部全体が赤紫色になって腫れたようになります。特にお子様に多いです。
★多形滲出性紅斑…赤みや盛り上がりが手のところどころにできます。特に大人に多いです。
痒みや、痛み(ジンジンするような)がみられ、特にストーブにあったまったり、お風呂から上がった後に強く感じます。悪化すると水ぶくれやただれになり、そこから感染する可能性もありますので、お早めにご相談ください。
‼全身性エリテマトーデスや水虫などしもやけと症状が似ている疾患がございます‼
これら他の病気が隠れている可能性もあるため気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
【治療】
皮膚の血液の流れを増やし、皮膚を保護することにより、しもやけやカサカサした皮膚を改善する塗り薬や、末梢の血行を促し循環障害を改善する飲み薬を処方します。
【予防と対策】
⛄冷たい刺激を避け保温することが大切です。手袋、マフラーなど防寒具を使用しましょう。
お子様など、雪遊びや泥遊びした後のぬれた靴下や防寒具は早めに取り替え冷やしたままにすることは避けましょう。
⛄お風呂や手洗いなど温めるときはゆっくりぬるま湯で温めるようにしましょう。
急に熱いお湯にあたってしまうと血行が悪くなるためゆっくり温めるようにしましょう。
⛄患部のマッサージを行い血行を良くしましょう。
⛄栄養バランスを心がけ、特に血行を促進するとされるビタミンEを摂取しましょう。