花粉症対策について
年が明け2月に入り、まだ寒い時期も続きますが、春も目の前ですね☺
春と言えば、毎年花粉に苦しむ方も少なくないのではないでしょうか❓
本日はそんな花粉症についてです🤧
今や日本人の30%が毎年花粉症に悩まされています😷
🌷どうして花粉症にかかるの?
私たちの体は、花粉のような異物(アレルゲンと言います)が侵入すると、これと反応する物質(IgE抗体)をつくる仕組みがあります。IgE抗体は、鼻や目といった粘膜や皮膚にある肥満細胞の表面に結合します。再び同じアレルゲンが体に侵入し、肥満細胞上のIgE抗体と結合すると、その刺激で肥満細胞からヒスタミンというかゆみ物質等の化学物質が分泌され、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、異物感などの症状を引き起こすのです。
花粉症を引き起こす植物は様々です。日本では約60種類の植物により花粉症を引き起こすと報告されています。
症状が出ている時期に、どの植物の花粉が飛んでいるのかを知っておくとよいでしょう☝
🌷花粉の種類
〇スギ・・・・2月から4月にかけて多く、5月からは減り6月まで飛散
日本人の花粉症の約8割がスギ花粉が原因とされています。
〇ヒノキ・・・・3月、4月が最も多く5月頃まで飛散
スギ花粉の1カ月から1カ月半ほど遅れて飛散し始めます。
〇イネ科(カモガヤ、イネなど)・・・・5月から8月に多く飛散
日本全国の道端や土手、河川敷などに多く繁殖しています。
〇ブタクサ・・・・8月から9月頃
空き地などに繁殖している雑草です。近年は、空き地が減少しているためブタクサによる花粉症は減少傾向にあります。
地域によって多少差が生じるため、テレビや新聞等の花粉情報もチェックするとよいでしょう👆
また当院ではアレルギー検査でご自身の花粉症の原因を調べることもできますのでご気軽にご相談ください☺★
🌷花粉症の主な症状
花粉症の主な症状はくしゃみ・鼻水、鼻づまりといった鼻症状、涙がでたり、目が痒くなったりといった目症状があります。
〇くしゃみ🤧
連続して起こり回数が多いのが特徴です
〇はなみず
サラサラでいくらかんでも出てきます。
〇鼻づまり
両方の鼻が完全につまり、鼻で息ができないこともあります。
〇目の症状😭
涙がボロボロ出て、強いかゆみ・充血が起こります。
〇その他の症状
のどのかゆみ、せき、肌荒れ、頭が重いなどの症状が現れることがあります。
🌷初期療法
花粉の飛散シーズンを楽にのりきるために飛散時期に応じた早めの対処が症状をやわらげます。
自身の花粉症の原因を知っておき、花粉飛散予測日、または少しでも症状が現れた時点で、早めにアレルギー性鼻炎治療薬を服用する治療法です。症状が悪化する前から使い始めることで、シーズン中の症状を遅らせたり、軽くしたりできます。
🌷導入療法
初期療法に加えて、花粉飛散量が多くなって症状が強くなってきたら、作用の違う薬を併用して治療する導入療法があります。強い症状はまずやわらげましょう。症状が強く、初期療法で症状が改善しない場合はご相談ください
🌷維持療法
初期療法や導入療法で症状が抑えられた状態を保つ治療です。花粉の飛散中は治療の継続がおすすめです。
👆日常生活の注意点(セルフケア)
花粉の飛散シーズンには、花粉との接触を少なくするような、きめ細かい生活上の工夫が必要です。テレビやインターネットで花粉情報を入手し、効果的なセルフケアを行いましょう。
⭐室内でのポイント
・洗濯物はなるべく部屋に干し、外に干し際は、干した洗濯物を手ではらい、花粉をよく落としましょう。
・飛散の多いときは、窓や戸を閉めておく。
・規則正しい生活を心がけ、ストレスをためない
・帰宅後は手洗いやうがいを励行
⭐室外でのポイント
・外出時、ウール等のコートは避ける
・外出時には、マスクやメガネ、帽子を着用
・衣服・ペットなどに付着した花粉は、はらい落とし室内に持ち込まない。
花粉症にお困りの方は、ご気軽にご相談ください🤗
事前の花粉対策をして春を乗り切りましょう🌸