気になるできもの~粉瘤とは??~

10月に入り、気温も下がり肌寒くなってきましたね!

 

当院では今月から黒子や粉瘤などのできものをとる手術を月1回程度実施する予定となっております🎵

そこで今回は粉瘤についてご説明させていただきます。

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1、粉瘤とは

何らかの理由により、皮膚の中に袋状の構造物ができてしまい、袋の中に脱落した角質や皮脂が溜まって徐々に大きくなってしまうものです。

良性の皮膚腫瘍の一種ですが、細菌が侵入して化膿してしまうと、患部が腫れて赤くなり、痛みを引き起こすこともあります💦

粉瘤

 

2、粉瘤の原因

粉瘤の原因はほとんどわかっていません。

そのため発生を予防することは難しいとされています。

しかし、体質的に粉瘤ができやすい方もいるため、そういう方は日ごろから皮膚の状態を観察しておき、異常があったら粉瘤が大きくなる前に受診することが大切です!!

 

3、粉瘤はどこにできる??

全身どこにでもできますが、特にできやすい部位は背中、臀部、頭、首、耳周囲で、外傷の後にも生じます。

 

4,粉瘤の症状

初期の症状としては、皮膚の下にしこりができますが、表面上では症状としては現れないため自覚症状はほとんどありません。

角質や皮脂が溜まった袋は初めは非常に小さいものですが、徐々に角質や皮脂が溜まっていく一方で外に出られないため、粉瘤自体が少しずつ大きくなっていきます。

 

また、粉瘤には小さな穴が開いているため、そこから細菌が入り込むと炎症を引き起こします。

炎症を起こしてしまうと、痛み・赤み、熱感などの症状が現れます。

 

5,受診のタイミング

粉瘤自体は良性の腫瘍なので治療が必ず必要というわけではありません。

しかし、大きくなる場合や炎症に伴って感染を引き起こす恐れもあるため、皮膚の異常を感じたら早めにご相談していただくことをおすすめします

また、おできやニキビだと思って放置されている方も多く、炎症や化膿が起きてからの受診になると、必要時は切開して膿を出す処置が必要となります。

自分で潰して治そうとする方もいらっしゃいますが、それによって細菌が入り込み炎症を起こす恐れもあります!!

 

6,治療方法

炎症を起こしていない粉瘤の場合は手術で取り除きます。

 

炎症性の粉瘤の場合は内部に膿が溜まってしまっているため、それを取り除く必要があります。

炎症を落ち着かせるために抗生剤の内服や塗り薬の使用、必要時は局所麻酔を行い切開して膿を洗浄、除去します。

この処置は数日~数週間かけて行います。

その後、残った腫瘍の程度、傷の状況に応じて手術を検討することとなります。

 

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突然できものができると不安に感じる方も多くいらっしゃるかと思います。

特に背中などは気づかないうちに大きくなり腫れてしまうことも多いです。

どんな些細なことでも異常を感じたら、早めにいらっしゃることが大切です。

いつでもお気軽にご相談ください😊

 


皮膚やアレルギーのお悩みに当院が全力でサポートいたします。

皮膚の病気は誰でも経験することですが、それだけに放置したり民間薬などですませたりして悪化してしまうことがよくあります。
「皮膚疾患で病院は大袈裟」「こんな症状くらいでかかったら迷惑なんじゃ・・・」と思っている方にも「通って良かった」と思っていただけるよう、私たちは気軽に相談できる街のお医者さんを目指します。

さくら皮フ科クリニック。ご予約・お問い合わせは03-3938-1166まで。
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